くじゅう連山ソロ登山|法華院温泉山荘の個室・温泉と雨の山行記

くじゅう連山のソロ登山と法華院温泉山荘の個室・温泉・持ち物を紹介するアイキャッチ 山行記録

9月、くじゅう連山へ1泊2日のソロ登山に行ってきました。久住山と中岳に登り、泊まったのは法華院温泉山荘。僕にとって、初めての山小屋泊です。

1日目の午前は曇りと雨、午後は晴れ。2日目はずっと曇りで、ガスに包まれていました。景色が見えない時間も長かったのですが、山で出会った人と一緒に登ったり、山荘で温泉に入ったりと、思い出の多い2日間になりました。

特によかったのは、法華院温泉山荘の個室と温泉です。食事は素泊まりなのでカップラーメン。それでも、温泉のあとのビールまで楽しめて、初めての山小屋泊を満喫できました。ただ、食料の量は反省点です。

くじゅう連山のソロ登山と法華院温泉山荘の個室・温泉・持ち物を紹介するアイキャッチ
くじゅう連山の山行記。提供写真をもとにした編集アイキャッチ。

くじゅう連山ソロ登山の記録|1泊2日で19.6km

今回の登山アプリの記録は、2日間で19.6kmでした。山荘泊でも、登り下りを合わせるとよく歩いています。記録の数字と、実際に過ごした2日間をまとめました。

今回の山行記録
項目 記録・内容
日程 9月の1泊2日
登り方 一人で出発。途中で出会った方と久住山へ
距離 19.6km
アプリのタイム表示 12時間04分
累積上り/下り 1,324m/1,622m
1日目 久住山・中岳に登り、法華院温泉山荘に宿泊
宿泊 個室・素泊まり
天気 1日目午前:曇り・雨/午後:晴れ
2日目:曇り・ガス
くじゅう連山を1泊2日で歩いた軌跡と距離19.6kmの活動記録
2日間の活動記録。青い線が実際に歩いた軌跡です。

タイムはアプリに表示された値で、歩行だけの時間として計測し直したものではありません。また、この軌跡は僕の山行記録です。登山計画には最新の登山地図や通行情報を使い、自分の体力と天候に合わせてコースを決めてください。

1日目の午前は雨とガス。久住山で出会った人のこと

登り始めた日の午前は、曇りと雨でした。遠くまで見渡せる景色を楽しむというより、ガスの中を歩く時間が続きます。写真を見返しても、周りが白くなっているものが多いです。

ガスがかかったくじゅう連山の登山道で撮った筆者の写真
ガスの中で撮った1枚。遠くの景色は隠れていました。

道には岩が多く、木々の間を通るところもあります。雨の中を歩いて、新しく買ったレインウェアと防水の登山靴を持ってきてよかったと感じました。

木々の間に岩の段差が続くくじゅう連山の登山道
木々の間を通る登山道。足元には岩の段差が続きます。

「だれかー!」という声に「おーい!」と返事をしました

途中、星生山の方から「だれかー!」という声が聞こえてきました。僕も大きな声で「おーい!」と返事をすると、藪をかき分けて男性が降りてきました。星生山の方へ歩いていって、道に迷っていたそうです。

その方と合流して、その後は一緒に久住山に登りました。話してみると、なんと同じ兵庫県住み。九州の山で出会ったのに、住んでいる県が同じだと分かると、ちょっと不思議な縁を感じます。

新田次郎や『孤高の人』の話でも盛り上がりました。一人で来た山で、こんな話をしながら誰かと登ることになるとは。今回の山行で、よく覚えている出来事のひとつです。

ばっさー
ばっさー

同じ兵庫住みと分かって、ちょっと運命を感じました。山で新田次郎の話ができたのも面白かったです。

黄色のストームクルーザーを着て久住山の山頂標識の横に立つ筆者
久住山の山頂で記念撮影。周りはガスに包まれていました。

久住山の山頂でも、周りはガスでした。遠くの景色は見えませんでしたが、一緒に登りながら話せて楽しかったです。道に迷っている人を実際に見て、山は危ない場所でもあると改めて感じました。

なお、これは今回たまたま声を掛け合って合流できた話です。声の方向へむやみに藪を進むことをすすめるものではありません。自分まで道を外れないよう、安全な場所で状況を確かめる必要があります。

中岳にも登り、午後は晴れ間が見えました

この日は久住山に加えて、中岳にも登りました。途中で撮った水辺の写真にも、ガスが写っています。岸辺の石や水は見えていても、少し先の山は白く隠れていました。

ガスに包まれたくじゅう連山の池と岩の多い岸辺
ガスの中の水辺。岸辺の岩は見えますが、奥の斜面は白く隠れています。

山肌が見えるところでも、その上は雲の中です。晴れた日の写真で見るくじゅうとは、ずいぶん違う景色でした。

ガスがかかったくじゅう連山の斜面とくぼ地
斜面の上は雲の中。遠くの景色が見えない時間も長かったです。

それでも、1日目の午後には晴れました。山の斜面や草地が見えて、青空も出てきます。午前中の写真と並べると、同じ日の山とは思えないくらいです。

雲の切れ間から見えたくじゅう連山の岩肌と草地
雲の切れ間から見えた山肌。岩の色と草地が印象的でした。
午後の晴れ間に広い草地と山の斜面を背景に撮った筆者の写真
午後の晴れ間。午前中とは違う景色を見られました。

くじゅうの広々とした景色には驚きました。以前はこのあたりをバイクで走りましたが、自分の足で山を歩いて見る景色はまた違います。日本にいるのを忘れそうなくらいの広さでした。

法華院温泉山荘に宿泊|個室と温泉がよかった

この日の宿は、法華院温泉山荘です。山小屋に泊まるのは初めてでしたが、今回は個室を予約しました。山に泊まりながら温泉にも入れるのが、何よりうれしかったです。

晴れた午後の法華院温泉山荘付近から見た山々とテント
法華院温泉山荘付近の風景。午後は青空が出ていました。

大部屋との差額が1,000円だったので個室に

僕が予約したときは、大部屋と個室の差が1,000円でした。それなら個室がいいと思い、今回はそちらを選びました。自分の部屋でゆっくり過ごせたので、個室にしてよかったです。

この差額は、あくまで今回の宿泊時の話です。宿泊料金や予約できる部屋は変わるため、予約するときに確認してください。法華院温泉山荘の公式予約案内では、部屋の種類と予約状況を確認できます。

素泊まりの食事はカップラーメン

食事は付けず、素泊まりにしました。今回食べたのはカップラーメンです。豪華な食事ではありませんが、これはこれでよかったです。

山荘で用意される夕食や朝食は食べていないので、料理の内容や量についてはレビューできません。今回の感想は、個室に素泊まりしたときのものです。

温泉に入って、風呂上がりにビール

登山のあと、山荘で温泉に入れるのは最高でした。泊まる場所にお風呂まであるだけで、うれしくなります。

そして、温泉のあとはビールです。この日は山荘に泊まるので、ゆっくり楽しめました。山の中で温泉に入って、外でビールを飲む。今回の写真の中でも、この1枚を見ると、その時間を思い出します。

法華院温泉山荘で温泉のあとに飲んだ缶ビール
温泉のあと、山荘で飲んだビール。今回の楽しみのひとつでした。
ばっさー
ばっさー

山小屋なのに温泉があって、風呂上がりにビールまで飲めました。これは最高でした。

2日目はずっとガス。景色は次の楽しみに

前日の午後は晴れましたが、2日目はずっと曇りとガスでした。避難小屋で1時間ほど待ったものの、景色は見えず、諦めて下山しました。

下山後には、登山経験が豊富な面白い方に話しかけてもらいました。話を聞いているうちに、今度は屋久島にも登ってみたくなりました。今回の旅は、景色と同じくらい、出会った人のことが記憶に残っています。

晴れた日に、またくじゅうを歩きたいです。次は彼女と一緒に来られたらいいなと思っています。

雨のくじゅう登山で、持って行ってよかった装備

今回、持って行ってよかったと感じたのは、ストームクルーザー、ワークマンのレインパンツ、サロモンの登山靴です。スペックを比べた感想ではなく、実際に雨の山で使って感じたことを書きます。

ストームクルーザー|新調しておいて本当によかった

モンベルのストームクルーザーは、今回に向けて新しく買ったレインジャケットです。雨が降り、藪に入る場面もあったので、かなり助けられました。

正直、これを持ってきていなかったら困っていたと思います。雨具を使う場面がしっかりあった山行だったので、買っておいてよかったと感じました。

ばっさー
ばっさー

ストームクルーザーは、新調しておいて本当によかったです。雨も降ったし、藪に入る場面もあったので、めちゃくちゃ助かりました。

購入前にワークマンの雨具と登山用ジャケットを比べた話は、レインウェア4着の比較記事にまとめています。そちらは購入前の検討、この記事は買ったあとに山で使った感想です。

雨具があっても、天候が悪ければ中止や引き返しが必要です。また、レインウェアは藪こぎ用の保護具ではないので、枝などへの引っ掛かりにも気を付けてください。

ワークマンのレインパンツ|中のパンツを汚さずに済んだ

下は、ワークマンのレインパンツを履いて登りました。雨だけでなく、汚れを外側で受けてくれたのがよかったです。

中に履いていたモンベルのパンツが汚れずに済みました。レインパンツを重ねておいてよかったと、実際に歩いて感じた部分です。

サロモンのGORE-TEX登山靴|雨でも足が濡れなかった

サロモンのX ULTRA 5 MID GORE-TEXも、今回かなりありがたかった装備です。雨の中を歩きましたが、足が濡れずに済みました。GORE-TEXの靴でよかったと思えた山行です。

岩の多い登山道で履いていたサロモンの登山靴
今回履いていたサロモンの登山靴。雨の中でも足は濡れずに済みました。

防水の靴でも、履き口から水が入ることはあります。防水性と濡れた岩での滑りにくさは別なので、足元には注意が必要です。

使っている靴については、サロモン X ULTRA 5 MID GORE-TEXの実使用レビューでも紹介しています。

同じモデルの価格や在庫は、以下のリンクから確認できます。リンク先には色・サイズの指定があるので、自分に合うものを選んでください。

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初めての山小屋泊で反省したのは、食事の量

今回、いちばん反省したのは食料が足りなかったことです。登山をしていると、普段よりずっとお腹が減りました。食べても食べても、まだ何か食べたくなります。

ここは、山荘の食事が少なかったという話ではありません。僕は素泊まりだったので、自分で用意した食事と行動中に食べるものの量についての反省です。

ばっさー
ばっさー

歩いていると、食べてもお腹が減るんですよね。食べ物はもっと持って行けばよかったです。

同じように素泊まりを考えている人は、夕食だけでなく、翌朝や下山までに食べる分も数えて準備しておくとよいと思います。「あればあるだけ食べたい」と感じましたが、際限なく増やすと荷物も重くなります。食事、行動中のおやつ、非常用を分けて、足りる量を持って行きたいです。

  • 山荘で食べる分:夕食と、翌朝に食べるもの。
  • 歩いている間の分:休憩中に食べやすく、自分が普段から食べ慣れているもの。
  • 非常用の分:予定が延びたときにも食べられるもの。普段の食事とは別に用意する。

持参する食事にお湯や調理器具が必要なら、山荘で何を利用できるかも予約時に確認してください。現地で買えるはず、と決めつけずに準備しておくと安心です。

これから行く人へ|雨具・食料・地図は忘れずに

今回の僕の記録を、そのまま初心者向けのおすすめコースとして受け取らないでください。雨やガスの中を歩き、実際に道に迷った人と出会った山行でもあります。

大分県警察の安全登山の案内では、登山届、GPS付きスマートフォンと予備バッテリー、非常食・雨具・照明具の携行、悪天候時の中止などを呼びかけています。単独ではなく、仲間と登ることもすすめています。

一人だと、事故が起きたときにすぐ助けを求められないことがあります。初めての山や天気に不安があるときは、経験者やガイドと歩くことも検討してください。地図で現在地を確かめられる準備と、無理をせず引き返せる計画が必要です。

くじゅう連山のソロ登山は、温泉と出会いも楽しめた2日間でした

久住山と中岳に登り、途中で出会った人と話し、法華院温泉山荘では個室と温泉を楽しめました。風呂上がりのビールも含めて、初めての山小屋泊はとてもよかったです。

一方で、景色が見えない時間は長く、食料の準備にも反省が残りました。雨具と防水の登山靴には、しっかり助けられました。

次に来るときは、食べ物をもう少し用意して、晴れたくじゅうの景色も楽しみたいです。

予約・登山前の確認先

体験談と写真は今回の山行に基づきます。以下は、予約や安全情報を確認するための案内です。料金、設備、登山道の状況は、出発前に各案内元へ確認してください。