【大台ヶ原で実使用】サロモン X ULTRA 5 MID GORE-TEXレビュー|初心者にミッドカットは必要?

誕生日プレゼントでもらったサロモン X ULTRA 5 MID GORE-TEX Memories

登山を始めたばかりの僕に、彼女が誕生日プレゼントとして選んでくれたのが、サロモンの「X ULTRA 5 MID GORE-TEX」でした。

初めて履いて向かったのは、奈良県と三重県にまたがる大台ヶ原。僕にとって初めての日本百名山です。

正直、出発前は「大台ヶ原くらいなら、ローカットでもよかったのでは?」と思っていました。しかし、東大台の周回コースを実際に歩いてみると、岩が多い場所や急な下り、木の階段など、足の置き方に気を使う場面が想像以上にありました。

歩き終えたあとの感想は、登山初心者の僕には、軽いミッドカットの安心感がちょうどよかったというものです。

ばっさー
ばっさー

大台ヶ原ならローカットでもよかったかな、と思っていました。でも実際は岩場が多くて、ミッドカットにしてよかったです!

誕生日プレゼントでもらったサロモン X ULTRA 5 MID GORE-TEX

この記事では、X ULTRA 5 MID GORE-TEXを大台ヶ原で7.9km歩いて感じた、重さ・履き心地・グリップ・蒸れなどを正直にまとめます。

X ULTRA 5 MID GORE-TEXを大台ヶ原で履いた結論

最初に、今回の山行で感じたことをまとめます。

確認した項目 実際に歩いた感想
重さ 4時間25分歩いても、一度も重いとは感じなかった
足の痛み 靴ずれ・足の痛みともになし
安定感 岩場や階段でミッドカットの安心感があった
滑り 乾いた路面では滑らなかった
蒸れ 夏の山行だったこともあり、少し蒸れを感じた
防水性 雨に降られなかったため、今回は検証できず

「ミッドカットの安心感は欲しいけれど、重い登山靴は避けたい」という人には、かなり相性のよい一足だと感じました。

ただし、これは晴れた日の大台ヶ原で初めて使用した時点の感想です。雨天時の防水性や濡れた岩でのグリップ、長期的な耐久性については、今後も実際に使いながら追記します。

誕生日プレゼントでもらった初めての本格登山靴

X ULTRA 5 MID GORE-TEXは、彼女が誕生日プレゼントとして買ってくれた登山靴です。

選んだサイズは26.5cm。靴のラベルに記載された品番は「L477543」で、カラーはPeat / Gray Green / Blue Nightsです。

サロモン公式サイトによると、このモデルの掲載重量は440g。GORE-TEX、防滑性を意識したAll Terrain Contagrip、足の横方向の安定性を支えるAdvanced Chassisなどが採用されています。

商品名 X ULTRA 5 MID GORE-TEX
品番 L477543
着用サイズ 26.5cm
公式掲載重量 440g
高さ ミッドカット
防水素材 GORE-TEX
シューレース レギュラーレース

詳しい製品仕様は、サロモン公式の商品ページでも確認できます。

大台ヶ原・東大台周回コースを7.9km歩いた

今回歩いたのは、大台ヶ原駐車場から日出ヶ岳、正木峠、大蛇嵓、シオカラ谷を回って駐車場へ戻る東大台の周回コースです。

山行日 2026年7月15日
距離 7.9km
活動時間 4時間25分
上り 501m
下り 503m
大台ヶ原東大台周回コースの山行記録。距離7.9km、活動時間4時間25分

大台ヶ原は初心者向けとして紹介されることも多い山です。実際、歩きやすい木道や比較的なだらかな区間もありました。

一方で、周回コース全体が平坦なわけではありません。特にシオカラ谷へ下り、そこから駐車場へ戻る区間には大きな標高差があります。環境省の案内でも、シオカラ谷から駐車場までは急な登りになるため注意するよう案内されています。

大台ヶ原のコースや最新情報は、入山前に環境省「大台ヶ原の概要」で確認しておくのがおすすめです。

日出ヶ岳で初めての日本百名山に登頂

最初に向かったのは、大台ヶ原の最高峰・日出ヶ岳です。標高は1,695m。天候にも恵まれ、山頂からは周囲の山々を気持ちよく見渡せました。

大台ヶ原の最高峰・日出ヶ岳山頂に到着

これが僕にとって初めての日本百名山。彼女と一緒に登れたことも含めて、よいスタートになりました。

正木峠周辺は開放感のある景色が楽しい

日出ヶ岳から正木峠方面へ進むと、ササ原と立ち枯れた木が広がる、大台ヶ原らしい景色に変わります。

正木峠周辺の木道とササ原を歩く様子

天気がよかったこともあり、彼女も楽しそうでした。歩いていて気持ちのよい区間ですが、木道や階段が続くため、足元を確認しながら進みます。

大台ヶ原の木道と階段をX ULTRA 5 MID GORE-TEXで歩く

大蛇嵓は想像以上に岩場だった

今回のコースで、ミッドカットを選んでよかったと特に感じたのが大蛇嵓です。

大台ヶ原の大蛇嵓。足元には大きな岩が続く

大台ヶ原は比較的歩きやすい山というイメージを持っていましたが、大蛇嵓の周辺には大きな岩が多く、どこに足を置くか考えながら進む場面がありました。

ミッドカットを履けば必ずけがを防げるわけではありません。それでも、山の歩き方にまだ慣れていない僕にとって、足首周りを包まれている感覚は安心材料になりました。

最後のシオカラ谷が一番しんどかった

大蛇嵓からシオカラ谷へ向かう区間は下りが続き、谷まで降りたあとには駐車場へ戻る急な登りが待っています。

大台ヶ原のシオカラ谷で休憩する様子

今回の山行で一番しんどかったのは、この急なアップダウンでした。歩行距離だけを見ると7.9kmですが、最後まで歩くと想像していたよりもしっかり登山をした感覚があります。

大台ヶ原にミッドカットは必要?

大台ヶ原は、歩くルートや登山経験によって必要な靴が変わります。そのため、「大台ヶ原では全員ミッドカットが必須」とまでは言えません。

日出ヶ岳までの往復や歩きやすい区間だけなら、登山に慣れた人はローカットを選ぶこともあると思います。

ただ、今回のように大蛇嵓とシオカラ谷を含む東大台周回コースを歩くと、岩場、木の階段、長い下り、最後の急登があります。

僕自身、出発前は「大台ヶ原ならミッドカットでなくてもよかったかな」と考えていました。しかし、実際に歩いたあとは考えが変わりました。

足の置き方にまだ自信がない登山初心者には、軽いミッドカットの安心感がちょうどよい。

これが、X ULTRA 5 MID GORE-TEXで東大台を一周した僕の結論です。

実際に歩いて感じた5つのこと

1.ミッドカットなのに重さを感じなかった

今回、最も印象に残ったのは軽さです。

ミッドカットの登山靴には重そうなイメージがありましたが、4時間25分の山行中に「靴が重い」と思ったことは一度もありませんでした。

ばっさー
ばっさー

4時間25分歩きましたが、「この靴、重いな」と思った瞬間はほんまに一度もありませんでした。

公式掲載重量は440gです。数字だけでなく、実際に歩いた感覚でも、足元が重くて疲れるような印象はありませんでした。

2.初回から靴ずれも足の痛みもなかった

大台ヶ原が実質的な初使用でしたが、7.9km歩いても靴ずれはありませんでした。つま先やかかと、足首にも痛みは出ていません。

もちろん足型との相性には個人差があります。同じサイズ表記でも履き心地は変わるため、購入時は登山で使うソックスを履いて試着するのがおすすめです。

3.乾いた岩場や階段では滑らなかった

当日は晴れており、登山道も濡れていませんでした。その条件では、大きな岩や木の階段を歩いても滑った場面はありませんでした。

ただし、今回は濡れた岩や雨天時の木道を歩いていません。乾いた路面での感想と、雨の日のグリップ性能は分けて考える必要があります。

4.夏場は少し蒸れを感じた

大きな不満ではありませんでしたが、歩行中に少し蒸れは感じました。

気温、ソックス、歩くペースなどにも左右されるため、原因を靴だけに決めつけることはできません。それでも、通気性を最優先する人には確認しておきたい点です。

5.防水性はまだ評価できない

X ULTRA 5 MID GORE-TEXは名前のとおりGORE-TEXを採用していますが、今回は天候に恵まれて靴が濡れませんでした。

そのため、「雨でも浸水しなかった」とはまだ言えません。雨天やぬかるみで使ったあとに、改めて追記します。

大台ヶ原を歩いた後のX ULTRA 5 MID GORE-TEXとアウトソール

X ULTRA 5 MID GORE-TEXが合いそうな人

今回の使用経験から、次のような人には候補にしやすいと感じました。

  • これから日帰り登山を始めたい人
  • 岩場や階段で足元に不安がある人
  • ミッドカットの安心感と軽さを両立したい人
  • 大台ヶ原のように、歩きやすい道と岩場が混ざる山を歩きたい人
  • 雨への備えとしてGORE-TEXモデルを選びたい人

一方で、夏場の通気性を最優先する人や、ローカットの自由な足さばきを好む人は、他の選択肢も履き比べた方がよいと思います。

僕にとっては、初めての日本百名山を不安なく楽しむための一足として、ちょうどよい選択でした。

大台ヶ原から帰ってクマ鈴とクマ撃退スプレーを買った

大台ヶ原では、日出ヶ岳周辺で野生のシカを見ることができました。

日出ヶ岳周辺で見かけた野生のニホンジカ

うれしい出会いだった一方で、歩いている途中に気になったのがクマ対策です。

この日はクマ鈴もクマ撃退スプレーも持っていませんでした。彼女と二人で話しながら歩いていたものの、「もしクマがいたらどうしよう」と少し心配になりました。

ばっさー
ばっさー

クマ鈴もスプレーも持っていないと気づいて、ちょっと不安でした。帰ってすぐ、両方そろえました!

環境省によると、大台ヶ原を含む紀伊山地はツキノワグマの生息地です。僕らが登った翌日の2026年7月16日時点の出没情報でも、入山前に最新情報を確認し、クマ避けの鈴などで人の存在を知らせる対策が案内されていました。

そこで帰宅後、まず購入したのが「モンベル トレッキングベル ブラス M」です。

帰宅後に購入したモンベル トレッキングベル ブラス M

さらに、万が一に備えて「UDAP Pepper Power 熊撃退スプレー 225g・ホルスター付き」も購入しました。

帰宅後に購入したUDAP Pepper Power熊撃退スプレー225g

どちらも購入後にまだクマへ使用した経験はなく、性能を実体験として評価することはできません。特にクマ撃退スプレーは、持っているだけで安心せず、すぐ取り出せる位置に携行し、事前に説明書と使用方法を確認しておく必要があります。

環境省も、まずクマとの遭遇を避ける行動を取り、万が一襲われた場合にクマ撃退スプレーを持っていれば使用するよう案内しています。詳しくは環境省「国立公園に出かける前に知っておきたいクマのこと」をご確認ください。

クマ撃退スプレーは販売元や使用期限も確認し、使用する山域の最新出没情報とセットで準備することが大切です。

まとめ:軽いミッドカットは初心者の僕にちょうどよかった

サロモン X ULTRA 5 MID GORE-TEXで大台ヶ原の東大台周回コースを歩き、ミッドカットを選んでよかったと感じました。

  • 7.9km・4時間25分歩いても重さを感じなかった
  • 初回から靴ずれや足の痛みがなかった
  • 乾いた岩場や階段では滑らなかった
  • 夏場は少し蒸れを感じた
  • 防水性と長期耐久性は今後の検証が必要

大台ヶ原は歩きやすい区間もありますが、大蛇嵓やシオカラ谷まで周回すると、岩場や急なアップダウンもあります。

すべての初心者にミッドカットが正解とは限りません。それでも、山の歩き方にまだ自信がなく、重すぎない登山靴を探している人にとって、X ULTRA 5 MID GORE-TEXは有力な候補になると思います。

天候にも恵まれ、初めての日本百名山に登頂でき、彼女も楽しそうに歩いてくれました。野生のシカにも出会えて、僕にとって忘れにくい一日になりました。