【初心者向け】唐松岳で初めての山小屋泊|大阪発1泊2日の計画・持ち物

唐松岳で初めて山小屋泊をするための1泊2日計画と持ち物 登山

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今度、彼女と一緒に唐松岳で初めての山小屋泊をする予定です。大阪から夜行バスで白馬へ向かい、八方尾根を登って唐松岳頂上山荘に1泊します。

初めてだと、分からないことが次々に出てきます。何時に歩き始めればよいのか。30Lのザックで足りるのか。そもそも寝袋は必要なのか。

そこで、出発前に公式情報を調べ、持ち物を一つずつ整理しました。この記事は大阪から唐松岳へ山小屋泊に行くための計画・準備編です。

まだ登る前なので、歩きやすさや山荘の居心地を体験談のようには書きません。実際の所要時間や装備の使い心地は、登山後の記事であらためてまとめます。

ばっさー
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初めての山小屋泊なので、忘れ物がいちばん不安です。出発前に一度、荷物を全部ザックへ入れて確認しておきます。

今回の計画で大切にしたこと

  • 初日は唐松岳頂上山荘へ16時までに到着する
  • 大黒岳は外し、八方尾根の往復に絞る
  • 寝袋や調理器具は持たず、30Lザックに収める
  • 雨具、防寒着、ヘッドライトは天候に関係なく持つ
  • 山荘の水だけに頼らず、出発直前に販売状況を確認する
唐松岳で初めて山小屋泊をするための1泊2日計画と持ち物
唐松岳で初めて山小屋泊をする前に、ルートと持ち物を整理しました。

唐松岳で初めての山小屋泊|今回のルート

今回は八方尾根を往復します。八方アルペンラインで八方池山荘まで上がり、八方池、丸山ケルン、唐松岳頂上山荘を経て唐松岳山頂へ向かうルートです。

大阪から夜行バスと八方アルペンラインを乗り継ぎ、唐松岳頂上山荘へ向かう計画のイラスト
大阪から長野・白馬を経由し、八方アルペンラインと八方尾根で山荘へ向かう計画です。

※大阪から白馬を経て唐松岳へ向かう流れを表したイメージイラストです。

項目 YAMAPの計画値
距離 11.0km
標準タイム 7時間32分
上り 1,166m
下り 1,166m
宿泊 唐松岳頂上山荘・1泊2食

唐松岳は、北アルプスの入門向けとして紹介されることがあります。ただし、八方池より上は本格的な登山道です。公式案内にも、天候の急変や険しい岩稜帯への注意が書かれています。

「入門向けだから簡単」とは考えず、雨具や防寒着を含めて準備します。

大黒岳は計画から外した

最初は、唐松岳頂上山荘に荷物を置き、大黒岳まで往復する案も考えていました。しかし、大黒岳へ向かう途中には牛首の鎖場があります。白馬館の案内でも、ヘルメットが必要装備に挙げられています。

気軽な寄り道として追加できる区間ではありません。今回は唐松岳だけに絞り、初めての山小屋泊をゆっくり楽しむことにしました。

大黒岳は、経験と装備を整えて五竜岳方面へ縦走するときの楽しみに残しておきます。

大阪から夜行バスで行く、登山1泊2日の流れ

大阪を出るのは、登山前日の夜です。帰りも長野から夜行バスに乗り、翌朝に大阪へ戻ります。

山小屋は1泊です。往復の車中泊を含めると3泊4日、現地での登山は1泊2日の流れになります。

日程 時刻 予定
前夜 21:50 阪急三番街から長野行きの夜行バスに乗車
1日目 6:42 長野駅着
1日目 8:20 長野駅東口から白馬方面の特急バスに乗車
1日目 9:30 白馬八方バスターミナル着
1日目 10:20〜10:40ごろ 八方池山荘から登山開始
1日目 15時台 唐松岳頂上山荘へ到着・チェックイン
2日目 早朝 天候を見てご来光、唐松岳山頂へ
2日目 午前 八方尾根を下山
2日目 15:50または17:45 白馬八方から長野駅へ
2日目 22:15 長野駅から大阪行きの夜行バスに乗車
翌朝 7:13 阪急三番街着

長野駅と白馬八方を結ぶ特急バスは、予約制ではありません。乗車券は当日に窓口または車内で購入します。

長野駅には朝6時42分に着く予定です。駅で朝食と初日の昼食を用意し、8時20分の便には早めに並びます。

ばっさー
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白馬に着いてから、ゆっくり買い物をする余裕はなさそうです。朝食と昼食は、長野駅を出るまでに用意しておきます。

八方アルペンラインで標高1,830mへ

白馬八方バスターミナルから八方駅までは、歩いて約10分です。そこから八方ゴンドラリフト「アダム」と2本のクワッドリフトを乗り継ぎ、八方池山荘へ向かいます。

八方アルペンラインは、標高差1,060mを約40分で上がります。記事作成時点の往復料金は、大人3,500円です。

窓口で購入した復路券は、往路の乗車日から3日間使えます。そのため、山小屋泊でも往復券を利用できます。

初日は「16時までの山荘到着」がいちばんの課題

唐松岳頂上山荘の公式コースタイムでは、八方池山荘から八方池まで約1時間10分です。八方池から山荘までは、約3時間と案内されています。

なお、八方尾根の直近の案内では、八方池までの上りは約90分です。時間は短く見積もらず、長い方を目安にします。

乗り継ぎが順調でも、登山開始は10時20分から10時40分ごろです。計算上は15時前後に山荘へ着けます。

ただし、夜行バスの遅れや休憩もあります。雨が降れば、歩くペースも落ちます。時間に余裕がある計画とはいえません。

山荘は、遅くとも16時までの到着を呼びかけています。八方池では休みすぎないようにします。

もし登山開始が11時を過ぎたら、その時点で予定を見直します。到着が遅れそうな場合は、早めに山荘へ連絡します。初日は山頂まで欲張らず、唐松岳山頂は2日目に回す計画です。

唐松岳頂上山荘は予約制|泊まる前に知っておきたいこと

唐松岳頂上山荘は、完全予約制です。記事作成時点では、1泊2食の大人料金が17,000円。支払いは現金のみです。

営業期間は年によって変わります。予約する前に、公式サイトで営業日と空室を確認してください。

確認項目 記事作成時点の公式案内
宿泊 完全予約制
1泊2食 大人17,000円
支払い 現金
飲料水 売店で500mlペットボトルを販売
トイレ 簡易水洗の洋式トイレが3か所
入浴 お風呂なし
寝具 山荘の寝具を利用

宿泊代に加え、飲み物や売店の利用分も必要です。今回は、現金を1人2万5,000〜3万円ほど持っていきます。

山荘にはお風呂がありません。ボディシートと、山荘で着る乾いた服も用意します。

宿泊日の2日前15時以降は、原則として1人3,000円のキャンセル料がかかります。連絡なしの場合は1人5,000円です。例外条件もあるため、詳しくは公式のキャンセル規定を確認してください。

もちろん、キャンセル料を気にして悪天候の山へ入るつもりはありません。最後は天気と体調を優先します。

山荘で水を買えるとは限らない

公式案内では、売店で500mlのペットボトルを販売しています。ただし、直近の現地情報には、天然水が不足しているとの案内が出ていました。

水の販売状況は変わるため、出発直前に確認します。山荘へ着くころに水がほぼ空になるような量では出発しません。

持参する水は、1人2Lを基準にします。気温や売店の状況を見て、必要なら増やします。

唐松岳の山小屋泊に持っていくもの

山小屋には寝具と食事があります。そのため、テント泊ほど荷物は増えません。

日帰り登山の基本装備に、防寒着と着替え、山小屋で使う小物を足して考えます。

今回は、普段の通勤でも使っているTHE NORTH FACEのBig Shot 30Lにまとめます。腰ベルトは本格的な登山ザックより簡易的です。

それでも、今回は寝袋やテント、調理器具を持ちません。1泊2食付きの山小屋泊なら、30Lで収まりそうです。家にあるMOUNTAINTOPの80Lは大きすぎるので使いません。

唐松岳の山小屋泊に向けて30Lザック、雨具、防寒着、ヘッドライトなどを準備するイラスト
30Lザックには、雨具、防寒着、ヘッドライト、水、安全装備を優先して入れます。

※持ち物の考え方を示したイメージイラストです。掲載商品そのものの写真ではありません。

雨と寒さに対応するウェア

  • モンベルのジオライン長袖
  • Salomonの薄手ミッドレイヤー
  • 袖のあるパフテックまたはダウンジャケット
  • ワークマン INAREMストレッチレインスーツ上下
  • 登山パンツ
  • 薄手グローブ
  • ニット帽または保温できる帽子
  • ネックゲイター
  • 乾いたインナー、下着、靴下の替え

麓が暖かくても、唐松岳頂上山荘は標高2,620mにあります。歩いている間は汗をかいても、立ち止まると体が冷えます。

ベースレイヤーの上に、薄手の中間着を重ねます。さらに、袖のある防寒着とレインウェアで寒さや雨風に備えます。

手持ちのウルトラライトダウンベストだけでは、腕の冷えが心配です。そこで今回は、袖のある保温着を用意します。

山荘で着る服は、濡らさないことも大切です。ザックの中で防水袋に入れ、雨具とは分けておきます。

雨のあとを考え、登山靴は履き慣れたものを使う

八方池までの道にも、石や岩が多くあります。雨のあとは、ぬかるみやすい場所もあるようです。

今回は、大台ヶ原や六甲山でも履いたSalomon X ULTRA 5 MID GORE-TEXを使います。

唐松岳ではまだ使っていないため、グリップや防水性の評価は登山後にします。今の段階でいえるのは、履き慣れていることです。

出発前には、ソールの剥がれや靴ひもの傷みを確認します。靴底に詰まった石も取り除いておきます。

ザックカバーだけでなく、中身も防水する

Big Shotには、専用のレインカバーが付いていません。そこで、30L前後に対応するカバーを用意します。

ただし、カバーだけでは背中側から入る雨を防ぎきれません。着替えや防寒着、モバイルバッテリーは、防水袋に入れて二重に守ります。

候補にしたのは、ISUKAのベーシック パックカバー35です。対応容量は25〜35Lで、重量は90g。30LのBig Shotも対応範囲に入ります。

背面のゴム製テープに加え、ゴムコードと上部のフックでも固定できます。ただし、フィット感は荷物の詰め方でも変わります。出発前に一度かぶせ、外れないか確かめます。

ヘッドライトはLedlenser H7R COREを持っていく

山小屋泊で忘れたくないのが、ヘッドライトです。ご来光を見るなら、暗いうちに外へ出ます。消灯後に館内を移動するときにも必要です。

スマートフォンのライトでは、片手がふさがります。必要なときに両手を使えるよう、ヘッドライトを別に持っていきます。

唐松岳の山小屋で夜明け前にヘッドライトを点検する登山者のイラスト
ご来光前に外へ出るなら、前日までに点灯と充電を確認しておきます。

※ご来光前の準備を表したイメージイラストです。

僕が持っているのは、LedlenserのH7R COREです。最大光束は1,000ルーメン。最大照射距離は250mで、防塵・防水性能はIP67です。

明るさは、無段階で調整できます。山荘内では暗めにし、周りの人がまぶしくないように使います。暗い登山道では、足元が見える明るさに調整します。

H7R COREの主な仕様 公式値
最大光束 1,000lm(ブースト)
パワーモード 600lm・約4時間
ローモード 15lm・約65時間
最大照射距離 250m
防塵・防水 IP67
重量 259g
充電時間 約210分

防水性能が高く、明るさにも余裕があります。一方で、重量は259gです。軽さを最優先する人には、もっと軽いモデルが向いています。

また、1,000ルーメンは短時間のブーストです。一晩中、1,000ルーメンで点灯できるわけではありません。

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H7R COREは明るいぶん、259gあります。それでも今回は、軽さより使い慣れたライトを持つ安心感を優先します。

出発前に満充電にし、すべてのモードが点灯するか確かめます。ザックの中で誤点灯しないよう、トランスポートロックも確認します。

専用のマグネット充電ケーブルも忘れずに持参します。念のため、小型の予備ライトも別に入れておきます。

スマホとヘッドライトを守る電源・安全装備

スマートフォンは、YAMAPの地図や交通情報の確認に使います。天気の確認や緊急連絡にも必要です。

そのため、電池切れは避けたいところです。山荘では充電できないと考え、10,000mAhクラスのモバイルバッテリーを持っていきます。

新しく選ぶなら、Anker Nano Power Bank(30W, Built-In USB-C Cable)が候補です。容量は10,000mAhで、重さは約215g。USB-Cケーブルを本体に内蔵しています。

さらに、USB-Aポートもあります。スマートフォンだけでなく、H7R CORE用のマグネット充電ケーブルも接続できます。

ただし、端子が合わなければ充電できません。出発前に、スマートフォンとヘッドライトの両方へ実際に給電しておきます。

もう一つ、エマージェンシーブランケットも入れます。けがや体調不良で動けなくなったときに、冷たい風を防ぐためです。

使わずに帰るのが一番です。それでも、約70〜80gで加えられる備えなので、山小屋泊でも省きません。

唐松岳1泊2日の持ち物チェックリスト

登山の基本装備

  • 30L前後のザック
  • 履き慣れた登山靴
  • レインウェア上下
  • ザックカバー
  • 防水インナーバッグまたは厚手の袋
  • 帽子、サングラス、日焼け止め
  • 薄手グローブ
  • トレッキングポール(使い慣れている場合)

安全・ナビゲーション

  • ヘッドライト、充電ケーブル、予備ライト
  • スマートフォン
  • YAMAPのオフライン地図
  • 紙またはスクリーンショットの行程表
  • モバイルバッテリー
  • 救急セット、常備薬、テーピング
  • エマージェンシーブランケット
  • ホイッスル
  • 健康保険証情報と緊急連絡先

水と食料

  • 水1人2Lを基準に、販売状況と気温で調整
  • 初日の昼食
  • 行動食
  • 非常食
  • 塩分・電解質補給

山小屋で使うもの

  • 乾いたインナー、下着、靴下
  • 袖のある防寒着
  • 耳栓とアイマスク
  • 歯みがき用品
  • ボディシート
  • 小さなタオル
  • ごみ袋、濡れ物を分ける袋
  • リップクリーム
  • 現金1人2万5,000〜3万円

八方池より上へ向かう場合は、登山届が必要です。WEBのほか、ゴンドラ山麓駅や八方池山荘でも提出できます。

YAMAPの地図は、電波がなくても開けるよう事前にダウンロードします。家族にも行程を共有してから出発します。

山小屋泊なら持っていかないもの

不安になると、つい荷物を増やしたくなります。しかし、今回は上りが1,166mあります。使わない物を背負う負担も無視できません。

  • 寝袋:山荘の寝具を使うため、NANGAのシュラフは持っていかない
  • 調理器具:1泊2食付きなので、バーナーやクッカーは持っていかない
  • 80Lザック:今回の荷物には大きすぎる
  • 大量の着替え:乾いた1セットに絞る
  • ヘルメット:今回は大黒岳・五竜岳方面へ進まず、八方尾根往復に限定する

ただし、雨具や保温着、水は削りません。ヘッドライトと救急用品も必要です。

省くのは、山小屋にある物と、今回のルートでは使わない物です。

唐松岳の山小屋泊にかかる費用

夜行バスで往復する場合、今回の固定費は1人約42,500円です。これに、昼食や行動食、山荘で買う飲み物代が加わります。

合計は、1人4万5,000円前後を見込んでいます。

項目 予定額
大阪→長野 夜行バス 7,600円
長野→白馬八方 特急バス 2,900円
八方アルペンライン往復 3,500円
唐松岳頂上山荘 1泊2食 17,000円
八方の湯 1,000円
白馬八方→長野 特急バス 2,900円
長野→大阪 夜行バス 7,600円
固定費合計 42,500円

大阪・長野間の高速バスは、時期によって運賃が変わります。7,600円は、今回予約した便の金額です。

同じ行程を計画するときは、公式サイトで最新の時刻と運賃を確認してください。

下山後は八方の湯へ

下山後は、白馬八方バスターミナルに近い「八方の湯」へ寄る予定です。記事作成時点の入浴料は、大人1,000円。営業時間は10時から21時までです。

17時45分の長野行きバスを使えば、温泉に入る時間も取りやすそうです。

ただし、下山が遅れたら温泉は省きます。天気と体調を見ながら、安全にバスへ間に合うことを優先します。

出発前日に確認すること

  • 唐松岳の雨、風、雷、気温
  • 八方アルペンラインの運行予定
  • 唐松岳頂上山荘の最新情報と飲料水の販売状況
  • 往復バスの予約、乗り場、運行情報
  • 登山届の提出とYAMAP地図のダウンロード
  • H7R COREとモバイルバッテリーの満充電
  • レインウェアとザックカバーの破れ
  • 登山靴のソール、靴ひも、接着部
  • ザックの総重量
  • 2人の撤退条件と連絡先

雨だけでなく、強風や雷、視界不良にも注意します。条件が悪ければ、無理に登りません。

ゴンドラやリフトが止まれば、登山口まで行けません。運行情報は、白馬に着いてからではなく、大阪を出る前に確認します。

まとめ|初めての唐松岳山小屋泊は、余裕を持った計画で

大阪から夜行バスで向かうと、八方池山荘を歩き始めるのは10時半ごろです。山荘へ16時までに着くには、初日に予定を詰め込みすぎないことが大切です。

そこで大黒岳は外し、初日は唐松岳頂上山荘までにしました。唐松岳山頂へは2日目に登り、同じ八方尾根を下ります。

夕日や星空、ご来光も楽しみにしています。ただし、景色が見られるかどうかは当日の天気次第です。

荷物は30Lザックに収めます。ただし、雨具、防寒着、水、ヘッドライト、安全装備は削りません。

H7R COREは、出発前に充電と点灯確認を済ませます。必要なときに点かない、という失敗だけは避けたいところです。

登山後は、実際のコースタイムや山荘の寒さを記録します。30Lで足りたのか、どの装備が役立ったのかも、別の記事で正直にまとめます。


記事作成時点で確認した公式情報